家電量販店でビューティ家電を8年やっている「トト」です。パナソニックのパームインに、ついに最高峰の6枚刃が来ました。「小さいから剃れないんでしょ?」と敬遠していた人、その認識、今回で変わると思いますよ。
僕はこのシリーズを追いかけてて、今回発売前にES-P680Uの実機を手に入れて使い込みました。しかも据置型のPRO 6枚刃も、現行パームインの5枚刃・3枚刃も全部自分で使ってます。だから「6枚刃どうしの比較」も「パームインの中での枚数の違い」も、両方リアルに語れます。この立場の人、たぶんそんなにいません。
先に、この記事の結論だけ言っときますね。3機種あるけど、剃り味は全部同じ。違うのは「洗浄器が付くか」と「ボディの素材」だけ。 そして値段の付け方に、売り場の人間として「これは言っておかないと」って落とし穴が1個あります。そこだけでも読んでいってください。
まず、何がそんなにスゴいの?
2026年7月23日に発表、発売は9月1日。しかも家電量販店では8月21日から先行販売が始まってます。手のひらサイズのパームインに、ラムダッシュ最高峰の6枚刃が載りました。
パームインはこれまで5枚刃と3枚刃でやってきて、僕は両方使ってます。5枚刃でも日常は十分。でも据置型の6枚刃も持っている身からすると、「深剃りはやっぱり6枚刃が上だな」というのが正直な体感でした。その6枚刃が、あの小さいボディに入ってくる。これが今回の一番デカい話です。
数字でも出てます。長いくせヒゲのカット率が5枚刃の約2倍(6枚刃のP690Uが75%、5枚刃のP550Uが32%・メーカー調べ)。しかも刃が増えて外刃の面積が広がったぶん、肌にかかる圧力は約10%下がっている。モーターはラムダッシュ史上最速の約14,000ストローク/分。刃が増えたのに肌にやさしくなるって、ちょっと不思議ですよね。理由は後で説明します。
で、僕が今回いちばん「おっ」と思ったのは、実は刃じゃないんです。充電方法。3機種とも「置くだけ」のワイヤレス充電になりました。これ、売り場でずーっと待たれていたやつなんですよ。この話も後でたっぷりします。あとシリーズ初の全自動洗浄機「パームインポッド」も出ます。手入れを丸ごと機械に任せられます。パームインの弱点がひとつ消えました。
シェーバーはこの4つで評価してます:深剃り・肌へのやさしさ・手入れの楽さ・コスパ。
忙しい人向け・結論だけ先に
- コスパで選ぶなら → ES-P650U(約54,000円) … 剃り味は最上位と全く同じ。これが本命です。
- 洗浄器まで全部そろえたいなら → ES-P690U(約84,000円) … ポッド同梱。これ、実は計算するとお得なんです。
- 金属ボディが欲しい、でも洗浄器はいらない → ES-P680U(約75,000円) … 当てはまる人だけ。正直おすすめしにくい価格です。
- 6枚刃まではいらない → 5枚刃の新型 ES-P550U(約42,000円)/ES-P530U(約34,000円) … これも9月1日発売(8/21から先行販売)。
大事なことなのでもう一回:3機種の剃り味は全部同じです。6枚刃も、14,000ストロークも、ワイヤレス充電台も、全機種共通。選ぶ軸は「ポッドが要るか」と「アルミかNAGORIか」、この2つだけ。ここさえ分かっていれば、3万円の価格差で迷わなくて済みます。
実機を使ってみた(ES-P680U)
じゃあ本題、実際に使ってみてどうだったか。据置6枚刃も、パームイン5枚刃・3枚刃も持っているので、遠慮なく比べます。結論から言うと、剃り味は最高峰シェーバーとして文句なし。 そのうえで、いいところと「ここは正直どうなの」というところ、両方ありました。
深剃り:据置の6枚刃と同じレベル
一番気になるところですよね。据置型のPRO 6枚刃と、剃り上がりはほぼ同じでした。あの手のひらサイズに6枚刃を積んで、据置の最高峰と同じ深さまで行くって、素直にすごい。そして現行のパームイン5枚刃・3枚刃と比べると、剃り残しが明らかに少ないです。僕のヒゲは普通レベルなんですけど、それでも枚数の差はちゃんと出ます。くせヒゲが多い人ほど、この差は効いてくるはずです。剃り性能は、最高峰を名乗るだけあって不満なしです。
肌当たり:やさしくはなった、けど劇的ではない
外刃が広がって圧力10%減、って話。使ってみると確かに多少やさしくなった感じはします。ただ正直に言うと、劇的に変わった!ってほどではありません。「言われてみればマイルドかも」くらい。ここを一番の期待にすると、ちょっと肩透かしかもしれません。
取り回し:鼻の下もアゴ下もいける、けど少し重い
小さいボディに6枚刃で取り回し大丈夫?と思っていたんですが、鼻の下もアゴ下もちゃんと剃れます。ヘッドが大きくて細かいところが剃りにくい、みたいな心配は要らなかった。ただ一方で、従来のパームインよりちょっと重く感じます。約180gという数字以上に、使うと「お、ちょいずしっとくるな」という印象。致命的じゃないですけど、パームインの売りが「軽さ」だっただけに、ここは正直に言っておきます。
金属ボディ:高級感は本物。冷たさは今のところ平気
ES-P680Uはアルミのメタルエディション。手触りがめちゃくちゃいいです。高級感がすごくて、洗面台に置いとくだけで様になります。所有欲、満たされます。前にNEVOのレビューで「金属ボディはひんやり冷たい」と書いたので心配していたんですが、今の季節はほぼ気になりませんでした(真冬はまた別かもしれないので、そこは寒くなったら追記します)。
置くだけ充電:楽。でも充電に時間かかる
ワイヤレス充電、やっぱ楽です。ケーブル抜き差ししなくていいのは、毎日のことだからけっこう効きます。ただ注意点があって、従来のUSB直挿しより充電に時間がかかります。ワイヤレスの仕組み上しょうがないんですけど、「寝る前に置いて朝使う」なら全然OK、「使う直前にサッと充電」には向いてません。知らずに買うと「あれ?」となるので、先に言っときますね。
一番の不満:トリマー刃がない
で、実機を使って僕が一番引っかかったのがこれ。パームインPRO 6枚刃には、キワ剃り用の“飛び出すトリマー刃”が付いてません。 これは従来のパームインもそうなんですけど、6枚刃の中に「アゴ下トリマー刃」は入っているものの、もみあげの輪郭とか、長く伸びたヒゲとか、細い産毛のカットみたいな「整える」作業はできないんです。
据置型のラムダッシュには跳ね上げ式のトリマーが付いているので、もみあげも襟足も整えられます。でもパームインは構造上どうしても付けられません。「これ1台で身だしなみ全部済ませたい」という人には、地味に痛い。僕も結局、もみあげを整えるときは別の道具を使うことになりました。剃るのは最高峰なのに、ここだけは「もう1個なんか要るな」となります。手のひらサイズを取った代償、と割り切るしかないところです。
なんで6枚刃だと肌にやさしいの?
ちょっと不思議に思いません?刃が増えたのに肌にやさしくなるって。
新型の6枚刃は、深剃り刃4枚+アゴ下トリマー刃2枚という構成です。据置型のラムダッシュPROと同じ考え方。僕が据置6枚刃を使ってて感じるのは、寝たくせヒゲをトリマー刃が起こして、そのあと深剃り刃が刈る、あの流れの効率の良さ。剃り残しを何度も往復して追いかけなくて済むので、結果的に肌への負担も減るんですよ。それが手のひらサイズで再現されるなら、パームインの「なでるように剃る」感覚とうまく噛み合うはずです。
そして面白いのが、刃が増えて外刃の面積が広がったこと自体が、肌へのやさしさにつながっている点。同じ力で当てても、面積が広いぶん圧力が分散します。だから約10%低減、という理屈です。「6枚刃=ゴツくて肌に厳しそう」というイメージと逆なんですよね。ここは覚えておいて損なし。
待っていた人、多いはず——「置くだけ充電」の話
6枚刃と5枚刃の違いは、刃の枚数だけじゃありません。充電方法が変わったんです。 6枚刃の3機種は全部ワイヤレス充電台が付いていて、置くだけで充電できます。一方、同時発売の5枚刃新型(ES-P550U/ES-P530U)はUSB Type-C充電のまま。
で、ここが売り場にいた人間として一番言いたいところ。今までのパームインにも「置き台」ってあったんですよ。キャンペーンの景品で配っていた時期もありました。でもあれ、ただの置き台だったんです。充電機能なし、シェーバーを立てとくだけのスタンド。「これ、置くだけじゃ充電されないんですか?」とお客さんにガッカリされる場面、僕、何回も見てきました。
よく考えると変な話で、洗面台に置いて絵になることを狙った製品なのに、充電のたびにケーブル挿さなきゃいけません。ここにモヤっとしていた人、けっこういたと思うんですよ。今回のワイヤレス充電は、その待たされていた進化がやっと来た、という感じ。置くだけで充電されて、置いている姿がそのまま定位置になります。パームインというコンセプトが、ここでやっと完成したと僕は思っています。
正直、剃り味だけなら5枚刃でも日常は足ります。でも「毎日どこに置いて、どう充電するか」まで含めて選ぶなら、6枚刃を選ぶ理由はここにもあります。スペック表の「充電システム」のたった一行が、思っているより毎日を変えますよ。
全自動洗浄機「パームインポッド」、説明会で見てきた
今回の目玉、6枚刃と並ぶもう一個がこれ。パームイン専用の全自動洗浄機で、シリーズ初です。使い終わったシェーバーを入れてフタを閉めるだけで洗浄スタート、そのまま洗浄・乾燥・充電まで全部自動。説明会で実物を触ってきたんですが、ほんとにフタ閉めるだけ。ボタンすら押しません。値段は約12,000円(直販11,880円)。
サイズ感は、据置型の今までの洗浄機とそんなに変わらないです。ただデザインは違って、コロンとした丸っこい形で、フタを閉じれば洗浄機に見えません。洗面台に置いても生活感が出にくい形にまとまっています。
これがあると何が変わるか
パームインって「丸洗いできるから手入れ簡単」が売りだったんですよ。実際そうなんです、ハンドソープ付けてスイッチ入れて流水で流すだけ。でも——毎日使っている僕が正直に言うと、簡単でも毎日はやらないんです、これが。忙しい朝に洗って拭いて乾かして、というのが積み重なるとサボります。で、刃の切れ味は汚れが溜まると落ちます。地味に痛いんですよね。
ポッドはそこを機械に丸投げできます。据置ラムダッシュで全自動洗浄を使っている身として言うと、「手入れしなきゃ」という意識が消えるのは、想像以上に楽です。据置では当たり前だったこの装備が、やっとパームインにも来た、と。
ただし、ランニングコストは正直ちょっと割高です
専用の洗浄剤 ES-4L03(3袋入・1,100円)を使います。ここ、実物を確認して分かった大事な注意点。据置型ラムダッシュの洗浄機は1パックで約30日もつのに、パームインポッドは1パックで約20日なんです。ポッドは本体がコンパクトなぶん、洗浄液の入る量が少なくて、消費が速いです。
つまり同じ洗浄剤でも、ランニングコストは据置型の約1.5倍。3袋1,100円で計算すると、据置型は約90日分=月370円くらい、ポッドは約60日分=月550円くらい。金額そのものは小さいですけど、「コンパクトの代償はこういうとこにも出てるんだな」というのは、買う前に知っといて損はないです。ブラウンのアルコール洗浄液よりは安いんですけどね。据置から乗り換える人は「あれ、洗浄液の減り早くない?」と感じると思います。
ポッドが使えるのは6枚刃だけ
これ大事。ポッドが使えるのは6枚刃の3機種(ES-P690U/P680U/P650U)だけです。同時発売の5枚刃(P550U/P530U)も3枚刃のLITEも非対応。「安い5枚刃買って、あとからポッド足そう」ができないんですよ。だから洗浄機まで考えているなら、最初から6枚刃を選ぶ必要があります。ここ、売り場でもよく間違えられるところです。
あと1個、確認しといてほしいこと
あと1個、実機で確認した大事なこと。このシェーバー、ACアダプターは付いてきません。別売です。充電するにはUSB電源アダプターが別途要ります。メーカー的には純正のパナソニック品(ES-RU1-01・3,850円)がおすすめということになっていますが、実際は他社の汎用USB Type-Aアダプターで問題なく使えます。スマホの充電で余っているやつとか、家に転がっている汎用品でOK。わざわざ3,850円の純正を買い足す必要はないです(もちろん、動作の安心感を取って純正にするのは自由です)。ここ、知らないと「アダプター別売かよ、追加で数千円…」とガッカリしがちなので、先に言っときますね。ポッド本体のサイズは説明会で見た限り据置の従来機とそんな変わらず、洗面台に置ける範囲でした。
結局どう選ぶ?決め手は3つだけ
- ポッド(全自動洗浄)が欲しいか … 欲しいならP690U一択。理由はこの後の計算で
- ボディの素材の好み … アルミ削り出しのメタルか、NAGORIの石目調マーブル2色か
- 6枚刃か5枚刃か … 刃の枚数もですが、ワイヤレス充電とポッドが使えるのは6枚刃だけ、というのも分かれ目
スペック比較表(全機種まとめ)
2026年7月時点の発表内容です(価格は市場想定・9月1日発売/8月21日から量販店で先行販売)。
| 項目 | ES-P690U | ES-P680U | ES-P650U | ES-P550U(5枚刃) |
|---|---|---|---|---|
| 位置づけ | 最上位・ポッド同梱 | メタル・ポッド別売 | NAGORI・ポッド別売 | 5枚刃新型 |
| 刃 | 6枚刃 | 6枚刃 | 6枚刃 | 5枚刃 |
| モーター | 約14,000スト/分 | 約14,000スト/分 | 約14,000スト/分 | 約14,000スト/分 |
| ボディ | アルミ削り出し | アルミ削り出し | NAGORI石目調 | NAGORI石目調 |
| カラー | メタルシルバー | メタルシルバー | マーブル白/黒 | — |
| 置くだけ充電 | ○ | ○ | ○ | ×(USB-C) |
| パームインポッド | 同梱 | 別売 | 別売 | 非対応 |
| ケース | セミハード(ウルトラスエード) | セミハード(ウルトラスエード) | セミハード(レザー調) | ○(レザー調) |
| 市場想定価格 | 約84,000円 | 約75,000円 | 約54,000円 | 約42,000円 |
| 直販価格 | 84,150円 | 75,240円 | 54,450円 | 41,580円 |
| 僕の評価 | 4.6 | 3.8 | 4.7 | 4.4 |
※別売ポッド ES-2P01=約12,000円(直販11,880円)/洗浄剤 ES-4L03=1,100円(3袋入・ポッドでは約60日分=1袋約20日。据置型は1袋約30日)/USB電源アダプター ES-RU1-01=3,850円。
※5枚刃はES-P550UのほかES-P530U(約34,000円/直販33,660円)も同時発売。3枚刃のLITE(ES-P330U・約13,000スト/分)は継続販売。
1台ずつ、正直に見ていきます
ES-P650U(NAGORI・石目調)— これが本命
評価 4.7 / 5.0
深剃り ★★★★☆ 4.7
肌へのやさしさ ★★★★☆ 4.6
手入れの楽さ ★★★★☆ 4.3
コスパ ★★★★★ 4.8
すみません、僕5点満点はつけない主義なので、最高でも4.9までです
NAGORI(海水由来のミネラルから生まれた素材)の石目調ボディに、メタリック粒子でちょっと輝きを足したモデル。色はマーブルホワイトとマーブルブラックの2色。6枚刃・約14,000ストローク・置くだけ充電という中身は上位2機種と全く同じで、違うのはボディ素材とケース、あとポッドが別売というところだけ。約54,000円は、上位のP690Uより3万円安い計算です。

発表資料を見た瞬間、「あ、売り場でこれ一番すすめるやつだ」と思いました。理由はいつもと同じで、剃り味が上位と1ミリも変わらないから。パームインは代々「上位と下位で刃は同じ、違うのは素材と付属品」なんですよ。今回もそう。だったら3万円安いこれでいいじゃん、という人が大半のはずです。
NAGORIの手触りは現行の5枚刃で僕も知っているんですが、陶器っぽいしっとり感があって、樹脂とは明確に違います。それが54,000円で手に入るなら、質感でも文句は出ないはずです。
弱点はポッドが別売(約12,000円)なこと。合計すると約66,000円で、P690U(約84,000円)との差は約18,000円。ポッドまで込みで欲しいなら、この後の計算が効いてきます。「洗浄器はいらない、剃り味と質感だけでいい」と言い切れる人には、これがベスト。今のところ僕の一番の推しです。
✅ こういう人におすすめ
- 6枚刃の剃り味を一番安く手に入れたい人
- 洗浄器はいらない、水洗いで十分な人
- NAGORIの石目調・マーブルカラーが好きな人
❌ こういう人はやめとき
- 全自動洗浄まで欲しい人(→P690Uへ)
- アルミ削り出しの金属ボディがいい人(→メタルエディションへ)
- 予算4万円台に抑えたい人(→5枚刃P550Uへ)
- もみあげ・長いヒゲ・産毛も整えたい人(トリマー刃なし・全機種共通)
スペック
発売:2026年9月1日(8/21〜先行販売)/刃:6枚刃(極薄深剃り刃4+アゴ下トリマー刃2)|モーター:リニアモーター 約14,000ストローク/分|ボディ:NAGORI石目調(メタリック粒子入り)/色:マーブル白・黒|充電:ワイヤレス充電台・マグネット式/ケース:セミハード(外レザー調・内起毛)|ポッド:別売ES-2P01対応|本体サイズ:幅7.2×奥4.9×高5.9cm/約170g/IPX7防水(風呂剃り・丸洗いOK)|価格:市場想定約54,000円(直販54,450円)
ES-P690U(メタルエディション・ポッド同梱)— 一式そろえるならコレ
評価 4.6 / 5.0
深剃り ★★★★☆ 4.7
肌へのやさしさ ★★★★☆ 4.6
手入れの楽さ ★★★★★ 4.9
コスパ ★★★★☆ 4.0
シリーズ最上位。アルミの塊から1台ずつ削り出した金属ボディの「メタルエディション」、色はメタルシルバーのみ。一番の違いはパームインポッド(全自動洗浄機)が最初から付いていること。ケースはウルトラスエード外装のセミハード。約84,000円。

ここで、売り場の人間として一番伝えたい計算をさせてください。P690U(約84,000円)とP680U(約75,000円)の差は約9,000円。でもポッドを単体で買うと約12,000円するんです。
つまり、ポッドが欲しいなら、P680Uを買って後から足すより、最初からP690Uを買ったほうが約3,000円安い。同じメタルエディションのボディで、ですよ。これ、売り場でお客さんが一番間違えるパターンなんで先に言っときます。「上位は高いから一個下でいいや」が、この2機種に限っては損なんです。
洗浄器そのものの価値も正直に。据置ラムダッシュで全自動洗浄を使っている身からすると、手入れの手間が消えるのは想像以上にデカい。パームインは丸洗いできるので水洗いでも困らないんですけど、それでも毎日はサボりがち。ポッドはそこを機械に任せられます。約84,000円はシェーバーとしてかなり強気な値段ですけど、「ポッド込みで一式そろえる」前提なら、この3機種で一番筋が通った買い方です。
✅ こういう人におすすめ
- ポッド(全自動洗浄)まで込みで一式そろえたい人
- アルミ削り出しの金属ボディに満足感を感じる人
- 手入れを機械に任せたい人
❌ こういう人はやめとき
- 洗浄器がいらない人(→約3万円安いP650U)
- コスパ最優先の人
- マーブルとか色を選びたい人(メタルシルバーのみ)
- もみあげ・長いヒゲ・産毛を整えたい人(トリマー刃なし・全機種共通)
スペック
発売:2026年9月1日(8/21〜先行販売)/刃:6枚刃/モーター:約14,000ストローク/分|ボディ:アルミ削り出し(メタルエディション)/色:メタルシルバー|充電:ワイヤレス充電台・マグネット式|ポッド:同梱/ケース:セミハード(外ウルトラスエード・内起毛)|本体サイズ:幅7.2×奥4.9×高5.9cm/約180g/IPX7防水|価格:市場想定約84,000円(直販84,150円)
ES-P680U(メタルエディション・ポッド別売)— 実は僕が借りたのがコレ
評価 3.8 / 5.0
深剃り ★★★★☆ 4.7
肌へのやさしさ ★★★★☆ 4.6
手入れの楽さ ★★★★☆ 4.3
コスパ ★★★☆☆ 3.2
P690Uと同じアルミ削り出しのメタルエディションなんですが、ポッドが付いてこないモデル。剃り味もボディも置くだけ充電もケースもP690Uと共通で、違いはポッドの有無だけ。約75,000円。

今回、僕が実機を借りて使い込んだのがこのP680Uです。剃り味は据置6枚刃と同等で、間違いなくいいシェーバー。アルミの手触りも上質で、洗面台に置いて様になる高級感があります。実際使って質感の良さは保証します。製品としては何も悪くないんです。
それでも評価を3点台にしたのは、値段のポジションが中途半端だからです。整理しますね。ポッドが欲しい人は、差額約9,000円でポッド(単体約12,000円)が付くP690Uが正解。ポッドが要らない人は、約2万円安いP650Uで剃り味は全く同じ。このP680Uがベストになるのは「アルミ削り出しの金属ボディだけは譲れない、でも洗浄器はいらない」という人だけなんですよ。かなり限定的。
そういう人、確かにいます。金属の質感に惚れて、手入れは自分でやりたい人。その場合は堂々とこれを選んでOK。ただ売り場で「どれがいいですか」って聞かれて最初にすすめる機種ではない、というのが正直なところ。この点数は製品の出来じゃなくて、値段の付け方への評価だと思ってください。
✅ こういう人におすすめ
- アルミ削り出しの金属ボディが譲れない人
- 洗浄器はいらない、水洗いで不満ない人
- P690Uの予算には届かないけど、メタルエディションが欲しい人
❌ こういう人はやめとき
- ポッドが欲しい人(→約3,000円お得なP690U)
- コスパで選びたい人(→約2万円安く同じ剃り味のP650U)
- 色を選びたい人(メタルシルバーのみ)
- もみあげ・長いヒゲ・産毛も1台で整えたい人(トリマー刃なし)
スペック
発売:2026年9月1日(8/21〜先行販売)/刃:6枚刃/モーター:約14,000ストローク/分|ボディ:アルミ削り出し(メタルエディション)/色:メタルシルバー|充電:ワイヤレス充電台・マグネット式/ポッド:別売ES-2P01対応|ケース:セミハード(外ウルトラスエード・内起毛)|本体サイズ:幅7.2×奥4.9×高5.9cm/約180g/IPX7防水|価格:市場想定約75,000円(直販75,240円)
ES-P550U/ES-P530U(5枚刃・新型)— 普通のヒゲならこれで十分
評価 4.4 / 5.0
深剃り ★★★★☆ 4.3
肌へのやさしさ ★★★★☆ 4.4
手入れの楽さ ★★★★☆ 4.2
コスパ ★★★★☆ 4.5
6枚刃と同時に9月1日発売(8/21〜先行販売)の5枚刃新型。P550Uは約42,000円(直販41,580円)でNAGORI石目調、P530Uは約34,000円(直販33,660円)。充電はUSB Type-Cで、置くだけ充電とポッドには非対応。現行5枚刃パームインの実質的な後継です。

6枚刃の話題に隠れてますけど、普通のヒゲの人にはこっちが現実解です。僕は現行の5枚刃を毎日使ってて、日常の剃り上がりに不満ないですもん。6枚刃との差は「くせヒゲのカット率」に集約されるので、ヒゲが濃い・寝ぐせヒゲが多い人ほど6枚刃が効きます。そうじゃない人は5枚刃で足ります。
値段の差もデカい。P530U(約34,000円)とP650U(約54,000円)で2万円ですよ。この差を「くせヒゲのカット率と、置くだけ充電と、ポッド対応」に払うかどうか。ただ、さっき話したとおり置くだけ充電はパームインが長く待っていた進化なので、そこを捨てる判断だって自覚は持っておいてほしいです。毎日ケーブル挿すのが苦にならないなら、5枚刃新型はかなり手堅い選択です。
……なんですけど、ひとつ大事な注意。今キャンペーン中(〜9/30購入)は、6枚刃の650Uが実質約42,000円まで下がります(12,000円キャッシュバック適用)。P550Uと同じくらいの負担で6枚刃が買えちゃうんですよ。5枚刃はCB対象外なので、この期間だけは「5枚刃を選ぶ理由」がかなり薄くなります。予算で5枚刃を検討している人は、後半のキャンペーンの話も読んでから決めてください。
✅ こういう人におすすめ
- ヒゲの濃さが普通で、6枚刃はオーバースペック気味の人
- 3〜4万円台に予算を抑えたい人
- USB-C充電で困らない人
❌ こういう人はやめとき
- 濃い・太い・くせヒゲで深剃りを最優先する人(→6枚刃へ)
- 置くだけ充電を使いたい人(5枚刃はUSB-Cのみ・非対応)
- 全自動洗浄のポッドを使いたい人(5枚刃は非対応)
スペック
発売:2026年9月1日(8/21〜先行販売)/刃:5枚刃/モーター:約14,000ストローク/分|充電:USB Type-C(置くだけ充電・ポッド非対応)|ボディ:P550UはNAGORI石目調|価格:P550U 約42,000円(直販41,580円)/P530U 約34,000円(直販33,660円)
タイプ別・早わかり
コスパよく6枚刃が欲しい → ES-P650U。剃り味は最上位と同じで3万円安いです。
洗浄器まで一式で → ES-P690U。P680U+ポッドより約3,000円お得。
金属ボディだけ欲しい、洗浄器いらない → ES-P680U。当てはまる人だけどうぞ。
ヒゲ普通・予算重視 → 5枚刃のES-P550U/ES-P530U。
とにかく安く、サブ機・出張用 → 3枚刃のLITE(ES-P330U)が継続販売中。
据置型でいい・最速最深がいい → 据置のラムダッシュPRO 6枚刃って手も。詳しくはNEVO vs ラムダッシュPRO比較で。
発売は9/1、でも先行販売が8/21から始まってます
正式な発売日は2026年9月1日なんですが、家電量販店では8月21日から先行販売が始まってます。「9月まで待たなきゃ」と思っていた人、もう店頭で買える・触れるようになっているので、気になっているなら早めに動いてOKです。デビューキャンペーン(後述の最大16,000円)も、この先行販売の期間から対象になってます。
パームインって、スペック表より「持った感覚」で評価が決まる製品です。僕は実機を使えましたけど、これから買う人も、ぜひ店頭で一度手に取ってみてほしい。で、触るならこの3つを確認してきてください。実物じゃないと分からないところです。
- 重さの10g差 … メタル(約180g)とNAGORI(約170g)。数字は誤差でも、手のひらに乗せる製品なんで印象は変わります
- 置くだけ充電の置き心地 … 置くだけで充電される感覚と、洗面台での収まり方
- 金属ボディの高級感 … アルミ削り出し(P690U/P680U)の手触り。写真では伝わらないので、部屋に置くつもりなら実物で確かめる価値あり
よくある質問
Q. 3機種で剃り味は違う?
違いません。P690U・P680U・P650Uは全部6枚刃+約14,000ストロークで、刃もモーターも共通。違うのはボディ素材・色・ケース・ポッドの有無だけです。剃り味で3万円の差を悩まなくて大丈夫。
Q. ポッドは後から買える?損しない?
後から買えます(ES-2P01・約12,000円)。ただ計算に注意。P690UとP680Uの差は約9,000円なので、ポッドが欲しいなら最初からP690Uのほうが約3,000円安い。P650U(約54,000円)+ポッドなら合計約66,000円で、これはNAGORIボディが好きな人には合理的です。
Q. ポッドは5枚刃でも使える?
使えません。対応は6枚刃の3機種だけ。5枚刃(P550U/P530U)も3枚刃LITEも非対応です。「安い5枚刃買って後からポッド」ができないので、全自動洗浄まで考えるなら最初から6枚刃を。
Q. 手のひらサイズで6枚刃、本当に剃れる?
剃れます。実機(P680U)で使った結論として、剃り上がりは据置6枚刃と同等、現行の5枚刃・3枚刃より剃り残しが明らかに少なかったです。鼻の下もアゴ下もちゃんと剃れて、細部が剃りにくいって心配もなし。剃り性能は文句なし。強いて言えば、従来より少し重く感じる点は正直に言っときます。
Q. 今の現行パームイン(5枚刃PVシリーズ)は今買うと損?
9月に新型が出るので、急がないなら待つか、値引きされた現行品を狙うかの二択。実は2026年7月1日に現行パームインの価格改定があって、今は値下がりしてます。新型投入前の在庫調整だった可能性が高いので、型落ち狙いにはむしろ好機とも言えます。現行モデルの詳細はラムダッシュ パームイン全4機種比較で。
Q. お得に買う方法は?
デビューキャンペーンやってます。対象は6枚刃の3機種(ES-P690U-S/ES-P680U-S/ES-P650U-W・K)で、5枚刃は対象外。CB額は組み合わせで変わって、650U単体なら最大12,000円、ポッド+替刃も一緒に買えば最大13,000円、690Uは最大16,000円。購入期間は2026年7月23日〜9月30日、CLUB Panasonic会員登録のうえ応募は8月21日〜10月15日16:59まで。受け取りはセブン銀行ATMの現金か、えらべるPayの電子ギフト。条件があるので公式で必ず確認してください。
で、ここが今回いちばん言いたいこと。このキャッシュバックを計算に入れると、6枚刃の650Uと5枚刃の価格差がほぼ消えます。 650U(約54,000円)から単体CBの12,000円を引くと実質約42,000円。これ、5枚刃のP550U(約42,000円)とほぼ同額なんですよ。しかも5枚刃はCB対象外。
つまり「予算的に5枚刃かな…」と思っていた人は、CB込みで考えると同じくらいの負担で6枚刃の650Uに手が届くということ。くせヒゲのカット率も、置くだけ充電も、ポッド対応も付いてくる6枚刃が実質同額なら、そっち選ばない理由がなくなります。これはキャンペーン期間中(〜9/30購入)限定の話なので、5枚刃と迷っている人は特に、この期間に650Uを狙うのが一番おいしいです。
Q. 6枚刃と5枚刃、充電方法はどう違う?
6枚刃の3機種は置くだけのワイヤレス充電、5枚刃(P550U/P530U)はUSB Type-C。パームインには昔から「置き台」がありましたけど、あれは充電機能なしのただのスタンドでした。置くだけで充電できるのは今回が初。洗面台に出しっぱなしで使う人ほど恩恵デカいです。ただ実機だと、USB直挿しより充電時間は長くなります。
Q. もみあげや長いヒゲも、これ1台で整えられる?
できません。パームインPRO 6枚刃には、キワ剃り用の跳ね上げトリマー刃がないんです(従来パームイン共通)。6枚刃の中にアゴ下トリマー刃は入ってますが、もみあげの輪郭や長いヒゲ、産毛のカットみたいな「整える」用途には向きません。据置ラムダッシュには跳ね上げトリマーが付くので、そこ重視なら据置型か、別途トリマーを用意する感じです。実機を使って、ここが一番の不満点でした。
Q. 充電のACアダプターは付いてる?なきゃ買わなきゃダメ?
付いてません、別売です。充電にはUSB電源アダプターが別途必要。ただし純正(ES-RU1-01・3,850円)じゃなくても、他社の汎用USB Type-Aアダプターで問題なく使えます。スマホ用に余っているアダプターがあれば、それでOK。メーカー的には純正推奨ですが、汎用で困ることはまずないです。
まとめ:で、結局どれ買えばいい?
パームインPRO 6枚刃は、「小さいけど本気」だったパームインが「小さくて最強」に踏み込んだモデルです。剃り味は3機種とも同じ、選び分けは洗浄器と素材だけ。だから結論はシンプル。
コスパで選ぶならES-P650U(約54,000円)。 剃り味は最上位と全く同じ。売り場でも、これが本命になるはずです。
一式そろえるならES-P690U(約84,000円)。 ポッド同梱で、P680U+ポッドより約3,000円安いという逆転が起きています。
ES-P680Uは、金属ボディだけが欲しい人へ。 製品はいいのに値段のポジションが中途半端で、そこは点数に正直に反映しました。
普通のヒゲなら5枚刃の新型で十分。 ES-P550U/ES-P530Uって選択肢も同時に出ます。ただし置くだけ充電は6枚刃だけの特権。それと、キャンペーン中(〜9/30)は650Uが実質約42,000円まで下がって5枚刃とほぼ同額になるので、この期間に限っては「予算で5枚刃」という人ほど650Uを見てほしいです。
そしてもう一個。今回の主役は6枚刃だと思われがちですけど、売り場でずーっと待たれていたのは、実はワイヤレス充電のほうかもしれません。今まで配っていた「置き台」は、ただ立てとくだけのスタンドでしたから。置いた姿のまま充電される——洗面台に出しとく前提の製品にとって、これは刃の枚数と同じか、それ以上に大きい変化だと僕は思ってます。
実機を使った総括として、パームインPRO 6枚刃は「剃り性能は据置最高峰と同等、それが手のひらに乗る」って一点で、間違いなく完成度の高いシェーバーでした。そのうえで正直な不満は3つ。従来より少し重い、置くだけ充電は時間がかかる、そしてトリマー刃がなくてもみあげや長いヒゲを整えられません。特に最後は、「これ1台で身だしなみ完結させたい」人には効く弱点です。剃るのは最高でも、整えるのはもう1台要る。そこを納得できるかどうかが、最後の分かれ目ですね。
ちなみにこの評価は真夏に使った印象です。金属ボディの冷たさは今は気にならなかったけど、真冬はまた別かもしれないので、寒くなったら追記します。手のひらに6枚刃が乗る感覚、思っていたよりずっと自然でしたよ。
また気になる家電あったら、のぞきに来てください。現行モデルはラムダッシュ パームイン全4機種比較、据置最高峰との比較はNEVO vs ラムダッシュPRO比較もどうぞ。


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