本レポートは2026年7月23日発表・9月上旬発売の新製品の先行検証です。発売前のため実機使用レビューではなく、公表スペックと、トトがパームイン5枚刃/3枚刃および据置型ラムダッシュPRO 6枚刃を実際に使ってきた経験にもとづく暫定評価です。実機入手後に更新します。
この記事は誰のためか
パームインが気になっていたけれど「小さいから剃れないのでは」で踏みとどまっていた人。据置のラムダッシュPRO 6枚刃を使っていて、あの剃り味のまま小さくできるなら乗り換えたい人。そして3機種の違いが分からず、どれを予約すべきか決めかねている人。——この記事は、パームインの5枚刃・3枚刃と、据置型のPRO 6枚刃を両方使ってきた家電販売員が、その掛け合わせとして新型を先行診断するレポートです。
先に結論の骨だけ言うと、3機種の剃り味は全部同じ。違うのは「洗浄器が付くか」と「ボディの素材」だけ。そして価格構成にひとつ、売り場の人間として指摘しておきたい落とし穴があります。そこだけでも読んでいってください。
研究概要
2026年7月23日、パナソニックが「ラムダッシュ パームインPRO 6枚刃」を発表しました。発売は9月上旬。手のひらサイズのパームインに、ついにラムダッシュ最高峰の6枚刃が載ります。
パームインはこれまで5枚刃と3枚刃で展開してきました。私は両方を私物で使っていて、5枚刃の実力は日常使いに十分。ただ、据置型のラムダッシュPRO 6枚刃も持っている身としては、「深剃りはやっぱり6枚刃が上」という体感もはっきりありました。その6枚刃が手のひらサイズに入ってくる——これが今回のニュースの本質です。
数字も出ています。長いくせヒゲのカット率は5枚刃モデルの約2倍(ES-P690Uが75%、5枚刃ES-P550Uが32%・メーカー調べ)。外刃の面積が広がったことで肌にかかる圧力は約10%低減(外刃面積 約12.8cm² vs 約11.4cm²から算出)。モーターはラムダッシュ史上最速の約14,000ストローク/分(2026年7月23日時点・当社シェーバーにおいて)。
ただ、私が今回いちばん注目しているのは刃ではありません。充電方法です。3機種すべてにワイヤレス充電台が付属し、置くだけ充電に対応しました。これは売り場でずっと待たれていた進化で、理由は後述します。加えてシリーズ初の全自動洗浄充電器「パームインポッド」も登場。洗浄・加熱乾燥・充電を1台でこなし、フタ付きで洗面台になじむデザインです。パームインの弱点だった「手入れは水洗いのみ」も、ここで解消されました。
評価軸はシェーバー標準の4項目、深剃り性能・肌へのやさしさ・手入れの楽さ・コスパです。
研究結論(目的別の推奨モデル)
- コスパ最優先・実利で選ぶなら → ES-P650U(約54,000円) … 剃り味は最上位と完全同一。ここが本命。
- 全自動洗浄まで一台で完結させたいなら → ES-P690U(約84,000円) … パームインポッド同梱。実は差額計算でお得。
- 金属ボディが欲しいが洗浄器は不要なら → ES-P680U(約75,000円) … 該当する人だけ。後述の理由でおすすめしにくい価格。
- 6枚刃は要らない・予算重視なら → 5枚刃の新型 ES-P550U(約42,000円)/ES-P530U(約34,000円) … 同じく9月上旬発売。
大原則:3機種の剃り味は同一です。6枚刃・14,000ストローク・ワイヤレス充電台は全機種共通。選び分けの軸は「パームインポッドが要るか」と「アルミかNAGORIか」だけ。ここを理解すれば、3万円の価格差で迷わずに済みます。
共通特徴・選定基準
6枚刃が手のひらに入る意味
新型の6枚刃は、4枚の極薄深剃り刃と2枚のアゴ下トリマー刃という構成。据置型のラムダッシュPROと同じ思想です。私が据置6枚刃を使っていて感じるのは、寝たくせヒゲをトリマー刃が起こしてから深剃り刃が刈る、あの効率の良さ。剃り残しを追いかけて何度も往復する必要が減るので、結果的に肌への負担も減ります。それが手のひらサイズで再現されるなら、パームインの「なでるように剃る」体験と噛み合うはずです。
面白いのは、刃が増えて外刃面積が広がったことが、肌へのやさしさにも効いている点。同じ力で当てても圧力が分散するので約10%低減、という理屈です。「6枚刃=ゴツくて肌に厳しい」ではなく、むしろ逆方向に働くのは押さえておきたいポイント。
ワイヤレス充電という、待たされていた進化
6枚刃と5枚刃の違いは、刃の枚数だけではありません。充電方法が変わりました。 6枚刃の3機種はすべてワイヤレス充電台が付属し、置くだけで充電できます。一方、同時発売の5枚刃新型(ES-P550U/ES-P530U)はUSB Type-C充電のままです。
そして、ここが売り場にいた人間として一番言いたいところ。これまでのパームインにも「置き台」はありました。キャンペーンのプレゼント景品として配っていた時期もあります。でもあれは、文字どおりただの置き台でした。充電機能はなく、シェーバーを立てておくためだけのスタンド。「これ、置くだけじゃ充電されないんですね」というお客さんの反応を、私は何度も見ています。
考えてみれば妙な話で、洗面台に置いて絵になることを狙った製品なのに、充電のたびにケーブルを挿さないといけない。この矛盾にモヤモヤしていた人は、決して少なくなかったはずです。今回のワイヤレス充電は、その待たされていた進化がようやく来た、という位置づけ。置くだけで充電され、置いている姿がそのまま定位置になる。パームインというコンセプトが、ここでやっと完成したと私は思っています。
正直に言えば、剃り味だけなら5枚刃でも日常は足ります。でも「毎日どこに置いて、どう充電するか」まで含めた体験で選ぶなら、6枚刃を選ぶ理由はここにもある。スペック表の「充電システム」のたった一行が、想像よりずっと日常を変えます。
パームインポッド(ES-2P01)とは——今回いちばんの新装備
今回の発表で、6枚刃と並ぶもうひとつの目玉がこれです。パームイン専用の全自動洗浄充電器で、シリーズ初。使い終わったシェーバーを置くだけで、洗浄・加熱乾燥・充電を自動でやってくれます。市場想定価格は約12,000円(直販11,880円)。
何が変わるのか
パームインはこれまで「丸洗いできるから手入れは簡単」が売りでした。実際そのとおりで、ハンドソープを付けてスイッチを入れ、流水で流すだけ。ただ——私自身が毎日使っていて正直に言うと、簡単でも毎日はやらないんです。忙しい朝に洗って、拭いて、乾かす。この一手間が積み重なると、だんだんサボる。刃の切れ味は汚れの蓄積で落ちるので、これは地味に痛い。
ポッドはそこを機械に任せられます。据置型のラムダッシュPROで全自動洗浄を使っている身として言うと、「手入れをやらなきゃ」という意識が消えることの価値は、想像以上に大きい。据置型では当たり前だったこの装備が、ようやくパームインにも来た、という位置づけです。
デザインへのこだわり
据置型の洗浄器は、正直なところ「洗面台に置くには生活感が出る」機器でした。パームインポッドはフタ付きで、閉じれば洗浄器に見えない佇まいになる設計。パームイン本体が「洗面台に置いて絵になる」ことを狙った製品なので、その世界観を壊さないための答えだと思います。
ランニングコスト
専用洗浄剤 ES-4L03(3袋入・1,100円/税込)を使います。使用日数の目安は約20日と案内されているので、1袋あたり約20日なら3袋で約2か月分、月あたり500円台という計算になります(使用頻度により変動します)。ブラウンのアルコール洗浄液カートリッジと比べると、抑えめの部類です。
対応機種に注意
ポッドが使えるのは6枚刃の3機種(ES-P690U/P680U/P650U)だけです。同時発売の5枚刃新型(ES-P550U/ES-P530U)と3枚刃のLITEは非対応。「安い5枚刃を買って、あとからポッドを足す」はできないので、洗浄器まで視野に入れるなら最初から6枚刃を選ぶ必要があります。ここは売り場でも間違えやすいポイントです。
買う前に確認したいこと
ひとつ注意点を挙げておきます。公式ページでは別売品としてUSB電源アダプター(ES-RU1-01・3,850円/出力5V 1A)が案内されています。パナソニックのシェーバーは近年、USBケーブルは同梱でもACアダプターは別売という構成が少なくありません。手元にUSB電源アダプターがない場合、追加の出費が発生する可能性があります。ポッド本体の設置サイズとあわせて、発売後に実機で確認してこの記事に追記します。
選定基準:この3つで決まる
- パームインポッドが欲しいか(欲しいならP690U一択。理由は次項の計算)
- ボディ素材の好み(アルミ削り出しのMETAL EDITION/NAGORI石目調のマーブル2色)
- 6枚刃か5枚刃か(刃の枚数だけでなく、ワイヤレス充電とパームインポッドが使えるのは6枚刃だけという分かれ目でもあります)
全モデル比較データ
2026年7月時点の発表内容です(実売は市場想定価格・9月上旬発売)。
| 項目 | ES-P690U | ES-P680U | ES-P650U | ES-P550U(5枚刃) |
|---|---|---|---|---|
| 位置づけ | 最上位・ポッド同梱 | METAL・ポッド別売 | NAGORI・ポッド別売 | 5枚刃新型 |
| システム刃 | 6枚刃 | 6枚刃 | 6枚刃 | 5枚刃 |
| モーター | 約14,000スト/分 | 約14,000スト/分 | 約14,000スト/分 | 約14,000スト/分 |
| ボディ | アルミ削り出し | アルミ削り出し | NAGORI石目調 | NAGORI石目調 |
| カラー | メタルシルバー | メタルシルバー | マーブル白/黒 | — |
| ワイヤレス充電台 | ○ | ○ | ○ | ×(USB-C) |
| パームインポッド | 同梱 | 別売 | 別売 | 非対応 |
| ケース | セミハード(ウルトラスエード) | セミハード(ウルトラスエード) | セミハード(レザー調) | ○(レザー調) |
| 市場想定価格 | 約84,000円 | 約75,000円 | 約54,000円 | 約42,000円 |
| 直販価格 | 84,150円 | 75,240円 | 54,450円 | 41,580円 |
| 暫定総合スコア | 4.6 | 3.8 | 4.7 | 4.4 |
※別売パームインポッド ES-2P01=約12,000円(直販11,880円)/洗浄剤 ES-4L03=1,100円(3袋・約20日)/USB電源アダプター ES-RU1-01=3,850円。
※5枚刃はES-P550UのほかES-P530U(約34,000円/直販33,660円)も同時発売。3枚刃のLITE(ES-P330U・約13,000スト/分)は継続。
各検体の検証レポート
検体1:ES-P650U(PRO 6枚刃・NAGORI)
検証スコア(暫定・発売前)
深剃り性能 ★★★★☆ 4.7
肌へのやさしさ ★★★★☆ 4.6
手入れの楽さ ★★★★☆ 4.3
コスパ ★★★★★ 4.8
総合(暫定) 4.7 / 5.0

発表資料を見た瞬間、売り場でこれを一番薦めることになるな、と思いました。理由はいつもと同じで、剃り味が上位と1ミリも変わらないから。パームインは代々「上位と下位で刃は同じ、違うのは素材と付属品」という構成で、今回もそこは踏襲されています。だったら3万円安いこれでいい、という人が大半のはずです。
NAGORIの手触りは、現行の5枚刃モデルで私も知っていますが、陶器のようなしっとり感があって樹脂とは明確に違う。それが54,000円で手に入るなら質感面でも不満は出ないはずです。
弱点は、パームインポッドが別売(約12,000円)なこと。合計すると約66,000円で、ES-P690U(約84,000円)との差は約18,000円。ポッドまで込みで欲しい人には、後述する別の計算が効いてきます。「洗浄器は要らない、剃り味と質感だけ欲しい」——そう言い切れる人の最適解、というのが現時点の私の判定です。
商品概要
NAGORI(海水由来のミネラル成分から生まれた素材)の石目調ボディに、メタリック粒子で控えめな輝きを加えたモデル。カラーはマーブルホワイトとマーブルブラックの2色。6枚刃・約14,000ストローク/分・ワイヤレス充電台付属という中核装備は上位2機種と完全に同じで、違いはボディ素材とケースの仕様、そしてパームインポッドが別売という点だけ。市場想定約54,000円は、上位のES-P690Uより3万円安い計算です。
✅ こんな人におすすめ
- 6枚刃の剃り味を最も安く手に入れたい人
- 洗浄器は不要、水洗いで十分という人
- NAGORIの石目調・マーブルカラーが好みの人
❌ こんな人には不向き
- 全自動洗浄まで欲しい人(→ES-P690U)
- アルミ削り出しの金属ボディにこだわる人(→METAL EDITION)
- 予算4万円台に抑えたい人(→5枚刃 ES-P550U)
スペックデータ
発売:2026年9月上旬|システム刃:6枚刃(極薄深剃り刃4+アゴ下トリマー刃2)|モーター:リニアモーター 約14,000ストローク/分|ボディ:NAGORI採用の石目調(メタリック粒子入り)/カラー:マーブルホワイト・マーブルブラック|充電:ワイヤレス充電台・マグネット式充電/ケース:セミハードケース(外側レザー調・内側起毛)|パームインポッド:別売ES-2P01対応|本体サイズ:幅7.2×奥行4.9×高さ5.9cm/重量約170g/IPX7防水(お風呂剃り・丸洗い可)|価格:市場想定約54,000円(直販54,450円)
検体2:ES-P690U(PRO 6枚刃 METAL EDITION・ポッド同梱)
検証スコア(暫定・発売前)
深剃り性能 ★★★★☆ 4.7
肌へのやさしさ ★★★★☆ 4.6
手入れの楽さ ★★★★★ 4.9
コスパ ★★★★☆ 4.0
総合(暫定) 4.6 / 5.0

ここで売り場の人間として、いちばん伝えたい計算をします。ES-P690U(約84,000円)とES-P680U(約75,000円)の差額は約9,000円。でもパームインポッドを単体で買うと約12,000円です。
つまり、ポッドが欲しいなら、P680Uを買って後から足すより、最初からP690Uを買ったほうが約3,000円安い。同じMETAL EDITIONのボディで、です。これは売り場でお客さんが一番間違えるパターンなので、先に言っておきます。「上位は高いから一つ下で」が、この2機種に限っては損になります。
洗浄器の価値そのものについても正直に。据置のラムダッシュPROで全自動洗浄を使っている身として言うと、手入れの手間が消えるのは想像以上に効きます。パームインは丸洗いできるので水洗い運用でも困りませんが、それでも毎日やるかというとサボりがち。ポッドはそこを機械に任せられる。約84,000円という価格はシェーバーとしてかなり強気ですが、「ポッド込みで一式そろえる」前提なら、この3機種でいちばん筋が通った買い方です。
商品概要
シリーズ最上位。アルミニウムの塊から一台ずつ削り出した金属製ボディの「METAL EDITION」で、カラーはメタルシルバーのみ。最大の違いはパームインポッド(全自動洗浄充電器)が本体に同梱されること。洗浄・加熱乾燥・充電を自動化し、フタ付きで洗面台になじむデザインです。ケースはウルトラスエード外装のセミハードケース。市場想定約84,000円。
✅ こんな人におすすめ
- パームインポッド(全自動洗浄)まで込みで一式そろえたい人
- アルミ削り出しの金属ボディに所有満足を感じる人
- 手入れの手間を機械に任せたい人
❌ こんな人には不向き
- 洗浄器が不要な人(→約3万円安いES-P650U)
- コスパ最優先の人
- マーブルなど色を選びたい人(メタルシルバーのみ)
スペックデータ
発売:2026年9月上旬|システム刃:6枚刃/モーター:約14,000ストローク/分|ボディ:アルミニウム削り出し(METAL EDITION)/カラー:メタルシルバー|充電:ワイヤレス充電台・マグネット式充電|パームインポッド:同梱/ケース:セミハードケース(外側ウルトラスエード・内側起毛)|本体サイズ:幅7.2×奥行4.9×高さ5.9cm/重量約180g/IPX7防水|価格:市場想定約84,000円(直販84,150円)
検体3:ES-P680U(PRO 6枚刃 METAL EDITION・ポッド別売)
検証スコア(暫定・発売前)
深剃り性能 ★★★★☆ 4.7
肌へのやさしさ ★★★★☆ 4.6
手入れの楽さ ★★★★☆ 4.3
コスパ ★★★☆☆ 3.2
総合(暫定) 3.8 / 5.0

製品としては何も悪くありません。剃り味も質感もP690Uと同じで、間違いなく良いシェーバーです。それでもスコアを3点台にしたのは、価格ポジションが中途半端だからです。
整理します。ポッドが欲しい人は、差額約9,000円でポッド(単体約12,000円)が付くP690Uを買うのが正解。ポッドが要らない人は、約2万円安いES-P650Uで剃り味は完全に同じ。この機種が最適解になるのは「アルミ削り出しの金属ボディだけは譲れない、でも洗浄器はいらない」という、かなり限定的な人だけです。
そういう人は確かにいます。金属の質感に惚れて、手入れは自分でやりたい人。その場合は堂々とこれを選んでください。ただ、売り場で「どれがいいですか」と聞かれて最初に薦める機種ではない、というのが正直な判定です。このスコアは製品の出来ではなく、価格構成への評価だと理解してください。
商品概要
ES-P690Uと同じアルミ削り出しのMETAL EDITIONながら、パームインポッドが付属しないモデル。剃り味・ボディ素材・ワイヤレス充電台・ウルトラスエードのケースまでP690Uと共通で、違いはポッドの有無だけ。市場想定約75,000円。
✅ こんな人におすすめ
- アルミ削り出しの金属ボディが譲れない条件の人
- 洗浄器は不要で、水洗い運用に不満がない人
- P690Uの予算には届かないが、METAL EDITIONが欲しい人
❌ こんな人には不向き
- ポッドが欲しい人(→約3,000円お得なES-P690U)
- コスパで選びたい人(→約2万円安く同じ剃り味のES-P650U)
- 色を選びたい人(メタルシルバーのみ)
スペックデータ
発売:2026年9月上旬|システム刃:6枚刃/モーター:約14,000ストローク/分|ボディ:アルミニウム削り出し(METAL EDITION)/カラー:メタルシルバー|充電:ワイヤレス充電台・マグネット式充電/パームインポッド:別売ES-2P01対応|ケース:セミハードケース(外側ウルトラスエード・内側起毛)|本体サイズ:幅7.2×奥行4.9×高さ5.9cm/重量約180g/IPX7防水|価格:市場想定約75,000円(直販75,240円)
検体4:ES-P550U/ES-P530U(5枚刃・新型)
検証スコア(暫定・発売前)
深剃り性能 ★★★★☆ 4.3
肌へのやさしさ ★★★★☆ 4.4
手入れの楽さ ★★★★☆ 4.2
コスパ ★★★★☆ 4.5
総合(暫定) 4.4 / 5.0

6枚刃の話題に隠れていますが、普通のヒゲの人にはこちらが現実解です。私は現行の5枚刃パームインを毎日使っていて、日常の剃り上がりに不満はありません。6枚刃との差は「くせヒゲのカット率」に集約されるので、ヒゲが濃い・寝ぐせヒゲが多い人ほど6枚刃の恩恵が大きく、そうでない人は5枚刃で足ります。
価格差も大きい。ES-P530U(約34,000円)とES-P650U(約54,000円)で2万円。この差を「くせヒゲのカット率と、ワイヤレス充電と、ポッド対応」に払うかどうかの判断です。ただ、後述するようにワイヤレス充電はパームインが長く待っていた進化なので、そこを捨てる判断だという自覚は持っておいてほしい。毎日ケーブルを挿すのが苦にならないなら、5枚刃新型はかなり手堅い選択だと思います。
商品概要
6枚刃と同時に9月上旬発売となる5枚刃の新型。ES-P550Uは市場想定約42,000円(直販41,580円)でNAGORI石目調、ES-P530Uは約34,000円(直販33,660円)。充電はUSB Type-Cで、ワイヤレス充電台とパームインポッドには非対応です。現行の5枚刃パームインの実質的な後継にあたります。
✅ こんな人におすすめ
- ヒゲの濃さが普通で、6枚刃はオーバースペック気味の人
- 3〜4万円台に予算を抑えたい人
- USB-C充電で困らない人
❌ こんな人には不向き
- 濃い・太い・くせヒゲで深剃り効率を最優先する人(→6枚刃)
- 置くだけのワイヤレス充電を使いたい人(5枚刃はUSB-Cのみ・非対応)
- 全自動洗浄のパームインポッドを使いたい人(5枚刃は非対応)
スペックデータ
発売:2026年9月上旬|システム刃:5枚刃/モーター:約14,000ストローク/分|充電:USB Type-C(ワイヤレス充電台・パームインポッド非対応)|ボディ:ES-P550UはNAGORI石目調|価格:ES-P550U 約42,000円(直販41,580円)/ES-P530U 約34,000円(直販33,660円)
目的別・ヒゲ質別おすすめ
コスパ最優先で6枚刃が欲しい → ES-P650U。剃り味は最上位と同一、3万円安い。
全自動洗浄まで一式で → ES-P690U。P680U+ポッドより約3,000円お得。
金属ボディだけ欲しい、洗浄器は不要 → ES-P680U。当てはまる人だけどうぞ。
ヒゲが普通・予算重視 → 5枚刃新型のES-P550U/ES-P530U。
とにかく安く、サブ機・出張用 → 3枚刃のLITE(ES-P330U)が継続販売。
据置型でいい・最速最深を求める → 据置のラムダッシュPRO 6枚刃という選択肢も。詳しくはNEVO vs ラムダッシュPRO比較をどうぞ。
発売前に実機を触れる場所
パームインは、スペック表より「手に持った感覚」で評価が決まる製品です。9月上旬の発売を待たずに実機を体験できる場所が2つあるので紹介します。
二子玉川 蔦屋家電 1F「蔦屋家電+」
7月24日から、パームインPRO 6枚刃 METAL EDITIONを含むパームインシリーズが展示中です。二子玉川ライズ・ショッピングセンター(テラスマーケット)内にある「ライフスタイルを買う家電店」で、家電と本・雑貨・インテリアが同じ空間に並ぶ独特の店。1階の「蔦屋家電+(プラス)」は、キュレーターが厳選した最新プロダクトに実際に触れられるショールームです。
家電販売員として、この場所をすすめる理由があります。正直に言うと、量販店のシェーバー売り場は比較検討にあまり向いていません。明るい照明の下に型番がずらりと並び、値札とPOPの情報量に押されて、じっくり手触りを確かめる空気になりにくい。その点、蔦屋家電は「生活の中に置いたときにどう見えるか」で製品を見せてくれます。アルミ削り出しのMETAL EDITIONやNAGORIの石目調は、まさにその文脈でこそ価値が伝わる製品なので、相性がいいはずです。コンシェルジュと呼ばれる専門スタッフに相談できるのも心強い。
Panasonic Beauty OMOTESANDO
7月25日(土)〜8月23日(日)、B1フロアにラムダッシュ特設ルームが登場します。発売前の新商品を試せる期間限定の企画です。メーカー直営の空間なので、シリーズの世界観ごと体験したい人はこちら。
触るときに見てほしい3点
せっかく足を運ぶなら、この3つを確認してきてください。売り場の人間として、ここは実物でしか分からないと断言できる部分です。
- 重さの10g差 … METAL EDITION(約180g)とNAGORI(約170g)。数字で見ると誤差でも、手のひらに乗せる製品なので印象は変わります
- ワイヤレス充電台の置き心地 … 置くだけで充電される感覚と、洗面台に置いたときの収まり方
- パームインポッドの大きさ … 公式にサイズが公表されていません。自宅の洗面台に置けるかは、実物を目で見るのが確実です
Q&Aログ
Q. 3機種で剃り味は違いますか?
A. 違いません。ES-P690U・P680U・P650Uはいずれも6枚刃+約14,000ストローク/分で、刃もモーターも共通です。違うのはボディ素材・カラー・ケース・パームインポッドの有無だけ。剃り味で3万円の差額を悩む必要はありません。
Q. パームインポッドは後から買えますか?損しませんか?
A. 後から買えます(ES-2P01・約12,000円)。ただし計算に注意を。ES-P690UとES-P680Uの差額は約9,000円なので、ポッドが欲しいなら最初からP690Uを選んだほうが約3,000円安くなります。P650U(約54,000円)+ポッドなら合計約66,000円で、こちらはNAGORIボディを選ぶ人には合理的です。
Q. パームインポッドは5枚刃モデルでも使えますか?
A. 使えません。対応するのは6枚刃の3機種(ES-P690U/P680U/P650U)のみで、同時発売の5枚刃新型(ES-P550U/ES-P530U)と3枚刃のLITEは非対応です。「安い5枚刃を買って後からポッドを足す」ができないので、全自動洗浄まで考えているなら最初から6枚刃を選んでください。
Q. 手のひらサイズで6枚刃、本当に剃れますか?
A. メーカー公表では、長いくせヒゲのカット率が5枚刃モデルの約2倍(P690U 75%/P550U 32%)。さらに外刃面積が広がり肌への圧力は約10%低減とされています。私は据置型の6枚刃と現行パームイン5枚刃の両方を使っていますが、6枚刃の深剃り効率は明確に上。それが手のひらサイズに入るなら期待値は高いです。ただし実機検証は発売後に行い、この記事を更新します。
Q. 現行のパームイン(5枚刃PVシリーズ)は今買うと損ですか?
A. 9月上旬に新型が出るので、急がないなら待つか、値引きされた現行品を狙うかの二択です。実は2026年7月1日に現行パームインの価格改定があり、今は値下がりした状態。新型投入前の在庫調整だった可能性が高く、型落ち狙いにはむしろ好機とも言えます。現行モデルの詳細はラムダッシュ パームイン全4機種比較をご覧ください。
Q. お得に買う方法はありますか?
A. デビューキャンペーンが実施中です。対象品番(ES-P690U-S/ES-P680U-S/ES-P650U-W・K/替刃ES-9S62/ポッドES-2P01)の購入で、最大16,000円分の現金キャッシュバックまたは電子ギフト。購入期間は2026年7月23日〜9月30日、応募期間は8月21日〜10月15日16:59まで。条件があるので公式で必ず確認してください。
Q. 6枚刃と5枚刃、充電方法はどう違いますか?
A. 6枚刃の3機種はワイヤレス充電台が付属し、置くだけで充電できます。5枚刃の新型(ES-P550U/ES-P530U)はUSB Type-C充電です。パームインには従来「置き台」がありましたが、あれは充電機能のない純粋なスタンドでした。置くだけで充電できるようになったのは今回が初めてで、洗面台に出しっぱなしで使う人ほど恩恵が大きい変化です。
研究結論
パームインPRO 6枚刃は、「小さいけど本気」だったパームインが「小さくて最強」に踏み込んだモデルです。剃り味は3機種とも同一で、選び分けは洗浄器と素材だけ。だから結論はシンプルです。
実利で選ぶならES-P650U(約54,000円)。 剃り味は最上位と完全に同じ。ここが売り場での本命になるはずです。
一式そろえるならES-P690U(約84,000円)。 ポッド同梱で、P680U+ポッドより約3,000円安いという逆転が起きています。
ES-P680Uは、金属ボディだけが欲しい人へ。 製品は良いのに価格ポジションが中途半端で、そこはスコアに正直に反映しました。
普通のヒゲなら5枚刃の新型で十分。 ES-P550U/ES-P530Uという現実的な選択肢も同時に出ます。ただし置くだけ充電は6枚刃だけの特権です。
そしてもうひとつ。今回の主役は6枚刃だと思われがちですが、売り場でずっと待たれていたのはワイヤレス充電のほうかもしれません。これまで配っていた「置き台」は、ただ立てておくだけのスタンドでした。置いた姿のまま充電される——洗面台に出しておく前提の製品にとって、これは刃の枚数と同じかそれ以上に大きな変化だと私は思います。
私はまだ実機に触れていません。9月の発売後、あるいは表参道や蔦屋家電の展示で先に触れられたら、その体感をこの記事に追記します。手のひらに6枚刃が乗る感覚がどんなものか、私自身が一番楽しみにしています。現行モデルはラムダッシュ パームイン全4機種比較、据置最高峰との比較はNEVO vs ラムダッシュPRO比較もあわせてどうぞ。


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